パパとママが協力して、子育て中の不安を乗り切る方法とは?
初めての子育て。
わが子の誕生に、これ以上幸せなことがあるだろうか!そんな風に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、幸せな反面、不安も尽きないと思います。
子供の発達のこと、病気のこと、教育のこと、お金のこと…各ご家庭でそれぞれの悩みや不安があるでしょう。
二人三脚で育児をしていくはずのパートナーとも意見がすれ違い、不安は募るばかり…そんな方も多いと思います。
そこで今回は、「パパとママで不安を乗り越えよう!育児の不安あるあるとそれに対する解決法」をお伝えします。
1.パパとママでは不安に思うことが異なる?
「パパは何も考えてないの!?」「ママは細かいことを気にしすぎなんだよ!」
こんな言い争い…どのご家庭でも一度はしたことがあるのではないでしょうか。
「男は外で仕事、女は家で育児」そんな時代は終わりました。しかし、いくら「仕事も家事育児も男女で分担」が一般的になったとはいえ、細かい変化に気が付くのは女性が多いでしょう。
また、女性は「出産」した本人ですので「私の子供」という感情が男性より強いことが多いです。そのため、「パパは緊張感がない!他人事っぽい!」と憤るママが多いのだと思います。
逆に、パパは子供が生まれたことにより「家族を養わなくては」という気持ちが一層強くなることが多く、「家族を養うことが子育てに協力すること」と思う人も多いようです。
この男女の感じ方の違いによって、上記のような意見のぶつかり合いがおきるのでしょう。
パパはママの不安を包み込んであげること、ママはパパの不安を理解してあげることが大切です。
2.パパとママ、どんなことに不安を感じる?
それぞれの不安を解決するためには、それぞれの不安に思っていることをまず理解することから始めなくてはいけません。
そこで、多く聞かれる不安なことをパパ・ママ別でまとめてみたいと思います。
2-1.パパの育児への不安
パパが抱えがちな不安や悩みは、主に仕事と育児の両立のこと、お金のことが多いようです。性別にかかわらず育児をするのは当たり前という考え方が一般的になっている昨今、「イクメン」という言葉さえも時代遅れになりつつあります。ママの負担を減らしてあげようと、真面目なパパほど仕事と育児の両立を抱え込んでしまう傾向にあるようです。まだまだ男性の育児参加に理解がない職場も多く、育休を取りたくても取れない、定時退社もできない、家に帰ると疲れ切ったママがいる…このような状況が続くことで、男性でも産後鬱を発症することがあるのだとか。ママと違い、パパは周りからの情報収集や意見交換を他のパパとすることが難しいことが多いです。
また、この仕事、この給料で子供を立派に育てていけるだろうか、ということも大黒柱という思いが強いパパほど、不安を募らせるようです。
不安を口に出して解消したい女性と異なり、男性は自分で解決しようとする人が多いです。ママは「アナタが頼り!」と思いがちですが、パパの不安を理解し自分が持っている情報や楽なお世話方法などをパパと共有し、「一人で抱え込まず相談してほしい」と一言かけてあげるだけで、パパの不安は解消されるのではないでしょうか。
2-2.ママの育児への不安
子供を育てていくにあたり、ママは何から何まで不安だらけ!そんな方も多いと思います。まだまだ育児のメインはママ、というご家庭が多いと思く、発達のこと、病気のこと、しつけのこと…ママが中心に考えているご家庭が多いのではないでしょうか。核家族世帯がほとんどになり、近所付き合いも乏しくなっている昨今、育児本を頼りにしている方が多いと思います。助産師や保健師に相談してみても、人によって言うことが違う…何を信じればいいの!?とママの不安は募るばかりでしょう。
女性は本来、感情を口に出すことである程度解消できることが多いです。しかし、育児中はどうしても閉鎖的な空間になりがち。
夫以外、話す相手がいないという方も少なくありません。そうすると不安を解消することができず、どんどん不安をためてしまうのです。
細なことで不安になることは当然のことです。育児本通りに育つ子供はまずいません。専門家の意見は取り入れられるところだけ取り入れればOK。
他の子と比べる必要はありません、とはいえ比べないことは難しいですよね。このようなときにはパパの出番です。
「そんなこと気にするなよ」で終わらせず、ママの不安をしっかり聞き「同調」してあげることが大切です。ときには一緒に病院や健診に行きましょう。
それだけで、ママは「ひとりじゃない」と、不安を解消することができるかもしれません。
3.今回のまとめ
子育て中は不安がたくさん!パパやママが不安を抱えていたら、ぜひ話し合いの場を持ちましょう!
パパママの仲が良いことは子供に一番の安心を与えます。
時間がかかっても大丈夫!まずは、お互いの思いを理解し、歩み寄ることからはじめてはいかがでしょうか。