保育園の調理現場から学んだこととは?
こんにちは!今日は大雨警報のため、息子の幼稚園、娘の小学校ともに休校になりました。夫が在宅勤務でいてくれたため、昨年起きためまいから、ずっとお世話になっている耳鼻科にいくことができて助かりました。お昼、息子には、幼稚園用のお弁当、娘と夫には、病院に行く前に先に作っておいたオムライスを食べてもらいました。オムライスは娘の大好物。「お母さん、今までで一番美味しい!」と言って食べてくれて嬉しかったです。雨の日も風の日も、どんな時も、食事は家族の中心ですね。食事の時間は、保育園や幼稚園、小学校で、お子さんが心待ちにしている、楽しい時間だと思います!今日は、昨年4月まで入らせていただいていた「阪急御影078保育園」の調理の現場から学んだことを挙げてみました。美味しく作れて、子供たちに喜んでもらえたら、こちらもとても嬉しくなりますね!よろしければご参考になさってください。
①だしをしっかりとったお汁
保育園の調理現場ってどんなことをするのか?エプロン、調理帽子をかぶり、調理室に入り、手洗いなどの徹底のあと、一番にすること・・・それは、「お汁のだしをとること」でした。だし昆布を適当にきざんだものと、カツオ節(パック)を入れて、火にかけておきます。昆布は適当なタイミングで取り出します。だしがしっかりとれているので、その後の具材に何がこようと、とても美味しくいただけました。具材たっぷりで美味しかったです。緑の野菜嫌いな息子も、お汁に入っているお野菜は、ネギも含めてしっかり食べていました。大豆アレルギーのお子さんには、みそを入れずにお塩を少々振ってお澄ましにする、など、アレルギー対応もできますね。
②お米を炊く
保育園の調理現場。おだしの次にするのが炊飯です。離乳食、幼児食と分けておかゆを炊いたり、一緒に炊いて、あとからブレンダーでおかゆにしたり、やり方は色々でしたが、成長に合わせて皆が美味しく食べられるのがお米です。小麦アレルギーはあっても、お米アレルギーの園児さんはいないですね!炊き加減が難しかったですが、徐々に分かってきました。家で炊く場合は、たくさんおかゆを炊いて、冷凍もできるのでおすすめです。とにかく、ご飯がなくてははじまらない!少な目につけておけば、全部食べられた!というお子さんの満足感も得やすいですね。お米好きな息子は、毎日必ずお代わりしていました。
③主菜は魚メイン、お肉は冷凍を使う
078保育園の調理メニューは、コドモンというデーターを活用し、栄養士さんの考えてくれる、栄養満点のレシピでした。メインはお魚が多かったのですが、お魚は園児さんも食べやすく、パクパク食べてくれていました。よく登場したのは、タラ、カレイなど淡白な味のものだったと思います。保育園の下にあるお魚屋さんでさばいていただいた新鮮なものを使ったり、冷凍で売られているものを活用していました。一度、アジを生身から3枚におろす、という作業もさせていただきましたが、、、よい思い出です(笑)。お肉は基本的に冷凍を使いました。11月に初めて入らせていただいた日のメニューが、鶏肉ときのこのシチュー的なものだったのですが、しっかり炒めたのがよかったのか(焦がすギリギリでしたが)、美味しい!と食べてもらって、ほっと一安心したのを覚えています。
④副菜は、乾物を賢く使う
保育園の調理。園児さんから意外と人気があったのが、切り干し大根です。乾物は普段、意識しないと食卓にあがらないですが、買い物にいきにくいママさん、是非乾物を味方につけてみてください!子供って、しっかり工程を経て作ると、美味しく食べてくれるんだな!と感じました。「雨の中買い物に行けない~」という方も、乾物のストックがあれば、すぐできます。大根やニンジンは油で炒めるとよい味がでます。しっかり具材を炒めてから、お汁用に作って分けておいただしで、しっかり煮込むのがポイントだと感じました。
⑤切り方の工夫一つで食べられる!
保育園の調理で一番勉強になったのが、「切り方」です。素材も、切り方ひとつで味が変わります。苦手な食材も、細かめに切ることで食べられたりして、それがお子さんの自信につながると嬉しいですね。ブレンダーを使えば便利ですが、多用しすぎると、素材の形が分からなくなってしまいます。一緒に入っていた方は、離乳食用にとても丁寧に細かく切っておられました。成長に合わせて、切り方を変えるのは大変ですが、そんな時は調理用ハサミが便利です。先に煮込んでおき、大きいとと思うものを、食べやすい大きさを調整するのには、調理用ばさみが大活躍でした。特にお肉のカットはハサミが大変便利です。ぜひお試しください!
まとめ♪
以上、保育園の調理現場に半年ほど入らせていただいた経験から書かせていただきましたが、家庭でも生かせる知恵が沢山あると思います。日々の献立はお米とお汁が基本で、主菜や副菜は、日によってバランスがとれた献立になっていました。保育園に来るのが楽しい!幼稚園に行くのが楽しい!小学校に行くのが楽しい!その舞台裏には、先生の努力だったり、お友達の力だったり、調理の先生による美味しい給食の力があったりします。保育園の調理メニューは、家庭でも活かせるアイディアも多いと思います。離乳食を作るお母さん方も、「離乳食つくらなければ!」とかしこまらずに、幼児食、大人食から取り分けるのも一つです。美味しい食事は皆の元気の素ですね!
最後に、しっかり食べるためには、ご飯の前に身体を動かすことも大切です!朝は少な目にお子さんの好きなものを、昼はボリュームを出して、夜は消化にいいものを・・・など、一日のバランスを考えて、お子さんの体調に合わせて、決して無理強いせずにいきましょう。食事の時間は楽しい!と思える時間を、ママから演出できるようにしたいですね。私も、今朝、息子にご飯を無理強いして大泣きされてしまい、日々トライ&エラーの日々です。今回の記事がご参考になれば幸いです。