子供の予防接種は必要?予防接種の種類も合わせてご紹介!
子供が3歳までの期間は接種する予防接種の種類も多く、子育てが始まったばかりのママの中には予防接種まで頭が回らない!という方も多いのではないでしょうか?周りで予防接種を受けなかったという人がいると、受けた方が良いのかさらに悩んでしまいますよね。そこで今回は、子供が予防接種を受ける必要性・受ける予防接種の種類についてご紹介していきます。
1.子供の予防接種が必要な理由は?
1.予防接種で子供の健康を守る
子供の健康を守るために、予防接種は非常に重要なものです。小さな子供がかかると重症化・重い後遺症が残るといった病気を予防するために、非常に有効な予防法は予防接種です。実際に、ウイルスや細菌による感染症では以下のような後遺症が、報告されています。
・麻疹(はしか)…まれに肺炎や脳炎といった思い合併症が起きる
・おたふくかぜ…髄膜炎や難聴
予防接種を受けることでこれらの合併症の予防ができ、万が一かかってしまっても軽い症状で済ませることができます。小さな子供ほど重症化しやすく、最悪命を落としてしまうような感染症も予防接種を受けることで、子供を守ることができるというわけです。
2.子供が予防接種を受けないデメリット
予防接種は絶対に受けなくてはいけない、という義務はありません。しかし、子供に予防接種を受けさせないことで以下のようなデメリットがあることを、親は知っておく必要があります。
・子供が幼稚園や小学校入学時に、予防接種の有無を確認される
・海外旅行や留学を子供がするようになったとき、入国できない場合がある
・周囲から心配される
・女性の場合、将来妊娠しているときに風疹に感染すると危険
入園・入学時で定期予防接種を受けていない場合、学校側から予防接種をするよう通知がくる場合があります。何よりも、子供が自分だけ予防接種を受けていないと知ったときに悲しい思いをする可能性がある、ということを覚えておきましょう。
3.予防接種を受けようとしない主な原因
では、なぜ予防接種を受けないのでしょうか?予防接種を受けないという選択をした人の、考えられる主な理由は以下の通りです。
・予防接種よりも実際に病気になったほうが、免疫ができるから
・子供に注射をさせるのがかわいそうと感じる
・予防接種の任意接種は費用が高いため
・予防接種を受けることでの、副作用が気になる
予防接種を受けずに実際に病気になってしまうと、幼稚園や学校を長期間休む必要があり、両親は付き添わなくてはいけません。何よりも、子供が病気で苦しんでいる横で看病するのは体力・精神的にも辛いものがあります。
子供に痛い思いをさせたくない・副作用が心配だからと予防接種を受けなかったことで重症化し、残念ながら命を落としてしまった…というケースも少なくありません。予防接種を受けないという選択をするのであれば、こういった危険と隣り合わせに子供が生きていくということをしっかりと知っておく必要があります。
2.子供が受ける予防接種の種類
1.定期接種と任意接種がある
予防接種には、定期接種と任意接種の2種類があります。
・定期接種…子供が国の定めた一定の年齢になったときに、積極的に接種しなければいけない
・任意接種…希望者が接種する
定期接種に指定されているものは感染力が強いものですが、重要性はどちらも変わりありません。任意接種に指定されているものも、近年定期接種へと変更されてきていることからその重要性が分かるのではないでしょうか。
2.予防接種がスケジュールを立てて行うのがポイント
0~3歳までの子供が受ける予防接種の数は非常に多いため、あらかじめスケジュールを立てておくことをおすすめします。現在、日本の子供が受けられる予防接種の種類は以下の通りです。
・生後2ヶ月~…B型肝炎・ロタウイルス・ヒブ・小児用肺炎球菌
・生後3ヶ月~…四種混合・不活化ポリオ
・生後5か月~…BCG
・1歳~…MR(神麻しん風しん)・水ぼうそう・おたふく・A型肝炎
・3歳~日本脳炎
これらの予防接種は、あらかじめスケジュール化された表もあるのでそういったものを活用して、ママが受けるタイミングを決めていきましょう。どうしても分からない場合は、医師に相談するのもおすすめですよ。
3.予防接種の同時接種の必要性は?
上記を見ても分かる通り、子供の予防接種の種類は多くあります。予防接種は1種類を1回ずつ受けても良いですが、その場合毎週病院へ通う必要があり子供とママの負担が大きくなります。そこでおすすめなのが、同時接種。
同時接種は、予防接種の単独接種と効果は変わらずに1度に複数受けることができるため、子供とママの負担が軽くなります。また、この時期のワクチンは優先度が高いものが多いため、同時接種することで病気に対する免疫が早くつくといったメリットがあります。
3.まとめ
1.予防接種は子供の健康を守るために、非常に重要である
2.予防接種には定期接種と任意接種の2種類があり、どちらも重要性はさほど変わらない
子供の予防接種は、接種することで様々な感染症の重症化を防ぐことができます。子供自身が予防接種を受けるかどうかの判断はできません。子供の健康を守るためにも、親がしっかりと判断し適切なタイミングで予防接種を受けていくようにしましょう。