子供の力を信じて待つことの大切さ。

子供の力を信じて待つことの大切さ。

こんにちは!晴れた日は気温がぐんとあがり、雨の日は寒かったり、風が強かったりと気候の変化が大きい5月後半、お子さんもパパママさんも体調など崩されていないでしょうか。子供たちも暑くなってきて疲れてきているのか、家ではぐったりしたり、朝も用意がのんびりになっている様子。娘は小学校から汗をかいて帰宅するので、シャワーをして気持ちを切り替えたり、冷たいタオルで首元を冷やしてあげたりとこちらもできることをしてフォローしていきたいと思います。今日は最近の娘や息子の様子から学ぶ、「子供の力を信じて待ってあげる」ことの大切さについて書きたいと思います。

①いつもより朝の支度が遅いとき

子供たちは最近、朝起きると、リビングのマットでぼーっとして、身体が目覚めるまでに時間がかかっていることが多いです。ここで矢継ぎ早に「着替え」「手洗い」など、こちらがやることを指示してしまうと逆効果になることを、身をもって体感しています。まずやるべきはルーティンの見直しです。朝からやることが沢山になっていないでしょうか。朝出発するまでに必要なことを最小限にしてあげて、着替えごはん歯磨きトイレ、で出発!などと最低限のルーティンをつくってあげると、こちらも「早くして!」とせかす必要もなくなるし、お子さんもスムーズに支度が出来るようになると思います。

②宿題に時間がかかっているとき

娘は学校から帰宅し、簡単なおやつを食べてから宿題をスタートしています。以前から字を丁寧に書こうと意識しすぎて時間がかかっていたのですが、3年生になり気づけば一時間以上かかっていることもしばしばです。様子を見ると、漢字学習(今年から自分学習というスタイルで、やる範囲を自分で決めて取り組みます)に時間がかかっていました。完璧にやりたい!という気持ちから書いては消し、書いては消しを繰り返し、うまくいかないと「あ~ばかばか!!」とイライラしていました。これはまずいと担任の先生に相談し、「一度に沢山やろうとせず、まずは一ページでいいからやってごらん、完ぺきや花丸をもらうことを目的とするのではなく、自分が字を覚える目的で、やってごらん」といった趣旨のアドバイスをもらいました。その日の宿題は計算ドリルや音読、すべて合わせて30分で終わりました。力を入れるのではなく、力を抜いたことで早く終わったのは大きな発見でした。参観に行く度に実感しますが、お子さんは想像以上に園や学校で頑張っています。家に帰ってから子供が肩の力を抜くためのサポートってすごく大切だと思いました。

③朝だらだらテレビを見ているとき

今朝、ご飯を食べてから「テレビ見てもいい?」と言って好きな番組を見ていた息子。その日はくもんの書き方教室(ひらがなや数字などを習っています)があるので、少しでも進めたら?と伝えても「帰ってからやる!」と言ってだらーっとしていました。その後のやりとりを通じて、パパが最後に怒ってしまいました。「やる気がないのならやめてよい」と言われてしまい、ギャーと泣いて押し入れに閉じこもってしまいました。パパが出勤した後に息子と話し合い、違うことで気分転換をして無事に幼稚園に行けました。幼稚園の先生からは「自分が決めたことは頑張れるから、どうしたいかを聞いて本人に決めさせるのもひとつ」とアドバイスをいただきました。気分を変える手助けと、タイミングをせかさずに本人の希望を聞き、待ってあげることを大切にしたいです。

④やることになかなか取り組めないとき

毎日の宿題に追われて他にやることを忘れてしまっていたり、時間ができるとTVをエンドレスに見たがる子供たちには、やることを机の上など目の前においてあげるのが効果的でした。娘はチャレンジの教材で作文講座を受講していますが、宿題に時間がかかっており最近は取り組めていませんでした。②のやり方で、力を抜いて宿題の時間を短縮できたことで、作文講座にも取り組めて、「できたよ~」と笑顔で見せてくれました。昨日は本人も満足して眠ることができました。宿題だけ、習い事だけなど、一つに偏らないように、やることの時間配分って大切だと感じました。

⑤ただ休みたいとき

基本的に子供は元気な時は元気に活動できるので、だらっとしているのは、単純に疲れているからか体調が優れないからだと思います。そんなときにあれこれとはっぱをかけるのは、こちらも負担がかかるしお互いが疲れてしまいますね。まずはお子さんの体調を尊重して、空調を工夫しながら自由に休ませてあげたり、息抜きにおにぎりなどのおやつをあげたり、気分転換させてあげるのも大切だと思います。元気になれば自然と活動できるようになるはずです。

まとめ

今回は「子供の力を信じて待つこと」の大切さについて書きました。今やる気が見られない、うまくいっていないように見えることをすぐやめてしまうのはもったいない!きっとこちらが環境を整えることでできることもあると思います。そんな環境づくりができるのが、私たち大人の役目だと思います。お子さんが元気に取り組んでくれないときは、必ずそれなりの理由があるので、その理由を無視して「やりなさい」とならないように、しっかり子供の気持ちを聞く、自分で決めさせてみる、自分で決めて取り組んでできた!という達成感を味わって次のやる気につなげるなど、子供に寄り添った対応を心がけていきたいですね、そのほうがこちら側も楽だと気づきました。今、お子さんにあれこれ言っても言うことを聞かなくて困っているというパパママさんにとって、今回の記事が参考になれば幸いです。

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