体温測定について


こんにちは。看護師のKです。

新型コロナウイルスの拡大、また全国でオミクロン株による感染が拡がり、現在も「第6波」の渦中にあります。また、登園時発熱し、お迎えや体調不良児保育になるケースが見受けられるため、今回は”正しい体温測定の方法”についてご紹介させて頂きたいと思います。

◯体温の測定部位について
小児に用いる体温計には測定部位により、脇に挟むタイプ、お尻に入れるタイプ、耳に入れるタイプなどがあります。また、新型コロナウイルスなどを対象とした感染症対策の一つとして、非接触式放射体温計なども体温測定に用いられています。


自宅での体温測定として、鼓膜検温は短時間で測定できるため、乳幼児に使われることが多いですが、耳垢や挿入の仕方により値が不確かになることがあります。正しい値を知りたい場合は脇の下で挟むやり方で行う方が良いでしょう。

◯脇の下での体温測定方法について
1、脇の下に汗をかいているようであればタオルなどを押し当てて汗を拭き取りましょう。
→汗があると皮膚に体温計が密着せず正確な値が得られません。また、脇を開いた状態で皮膚体温より低い環境の中にいると正確な値を得るのに時間がかかるため、測定前にはあらかじめ脇を閉じておくことが望ましいです。

2.体温計は前下方から後上方に向かって45°の角度で、脇の1番深いところに先端を当てる様にして入れ、腕を下げる。
(しっかりした位置に保てる様に)

3.測定している人が体温計を持ち、腕を固定する。
(測定中は子どもが安心感を持てる様に抱っこしたり、肌に触れましょう)

⒋終了音がなったら取り出し、示度を読む。

です。特に乳幼児は体温計を嫌がったり、しばらく同じ姿勢でいることが難しい場合が多いので、おでこや耳で測る方もいらっしゃると思いますが、正確な体温確認のため、できるだけ脇の下で測って頂くようご協力をよろしくお願い致します。

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