こんにちは。管理栄養士の濱田です。
前回に引き続き、078保育園の給食のこだわりをご紹介します。
今回は「小麦粉不使用=グルテンフリー」のお話です。
小麦粉は、パンや麺類などの主食だけでなく、ムニエルやホワイトソースなどの料理、お菓子にも使われます。しかし、小麦粉に含まれるたんぱく質は、子どもの発育段階によってはうまく分解できずにアレルギーを引き起こすことがあります。
また、近年ではグルテンが不調の原因になっていることがわかってきました。
日本人の体質には、小麦粉から生成されるグルテンが合わないのかもしれません。
そもそもグルテンは、小麦粉に水を加えて練ることでできます。
うどんのこしやパンのもちもち感はこのグルテンによって生まれます。
しかし、小麦粉アレルギーはこのグルテンが原因といわれています。
米粉は小麦粉に比べてもっちり・しっとりした食感を楽しめます。
揚げ物の場合、小麦粉に比べて油を吸いにくいためカラッと揚がり、カロリーダウンにもなります。
小麦粉を使ったお料理やお菓子は身近に多く溢れています。
アレルギー対応だけでなく、身体への様々な影響を考慮した上で、078保育園の給食では、小麦粉は使用せず、米粉を使うようにしています。
ある日の給食の献立で、「豆乳のクリームシチュー」を作りました。
ホワイトソースは一般的にはバター、小麦粉、牛乳で作りますが、078保育園では、バター、米粉、豆乳で作ります。
さらりとした食感ですが、野菜の旨味も合わさって、自慢の一品です。
保護者の皆様にも是非召し上がっていただく機会を作っていきたいと思います。
*この記事はグルテンフリーを推奨するものではなく、また、小麦粉を否定するものでもありません。