牛乳の飲み過ぎはNG?子供の貧血を改善させる方法とは?
たまたま病院で採血をしたときに指摘されて、子供が貧血だと分かったというケースがとても多いです。貧血だと指摘されると、子供のことが心配になってしまいますよね。子供の貧血は1歳までの時期と思春期にとても多いとされています。では、実際に貧血になると何が問題なのでしょうか。また普段の生活でどのようなことに気をつけたらよいのでしょう。今回は子供の貧血についてご紹介していきたいと思います。
1、子供が貧血になるとどうなるのか?
子供が貧血になると何が問題なのでしょうか。
子供の時期に貧血になると、脳や体の発達に影響を及ぼすことが知られています。
貧血というと、めまいや立ちくらみ、顔色不良や食欲不振などの症状を思いつきますが、子供の頃はこのような症状があいまいで、すぐに貧血だとは気づきにくいのが特徴です。
例えばアレルギーの検査で採血をして、たまたま貧血が分かるというケースが多いんですね。子供の頃の貧血は成長に関わるので、早期に対処することが大切です。
2、貧血になりやすい子の特徴
貧血になりやすい子の特徴についてまとめました。
・未熟児で生まれた子
・妊娠中、ママが重度の貧血だった場合
・偏食気味の子
母乳やミルクにも鉄分が含まれていますが、離乳食に切り替わっていくと母乳やミルクの量が減り、摂取する鉄分が減っていきます。鉄を多く含む食物を十分に子供の時期は摂取できないために貧血になりやすいんですね。また、未熟児で生まれたり、ママが妊娠中に重度の貧血だった場合なども生まれつき貧血である可能性がありますね。2、3歳になると偏食気味になり、栄養が偏ることも貧血に影響します。
3、牛乳の飲み過ぎは貧血になる?
牛乳は子供の成長には欠かせません。大きくなってほしい、丈夫になってほしいという理由でたくさん牛乳を飲ませてはいませんか?
実は牛乳の過剰摂取によって貧血になってしまう可能性があるのです。3歳以下の子で、1日に600ml以上の牛乳を3ヶ月以上飲み続けたときに貧血になると言われています。牛乳は含まれる鉄の量が少なく、鉄の吸収率もよくありません。また、多く飲むことでお腹がいっぱいになってしまい、ほかの鉄を含んだ食べ物を食べれなくなってしまうことになります。そのため牛乳は飲み過ぎないことが大切です。
4、食生活の見直し!具体的にどうする?
子供の成長のためにも鉄不足を感じている人は、今日から食生活を見直してみましょう。具体的な対策についてご紹介します。
・レバーや赤身の魚・肉を取り入れる
・ビタミンCを含む食べ物を一緒に食べる
・鉄分を含んだおやつを間食に取り入れる
鉄分を多く含む食材として、レバーや赤身の魚や肉がおすすめです。しかし、レバーは独特な味で、あまり好きではないという子も多いんですね。できれば、離乳食を始める時期からペースト状にして味に慣らしておくことが大切ですが、下処理の段階で牛乳にレバーを浸しておくと、特有の臭みを消すことができます。
赤身の魚というとイワシやカツオ、アグロ、アジなどです。子供に魚を食べさせるときには骨が心配になりますが、刺身用などの新鮮で骨がないものを選んで食べさせると言うのも一つの方法ですね。また、肉は牛肉や豚肉などの赤身の肉がおすすめ。肉をうまくかめないという子の場合は、ひき肉を活用してみましょう。
また、ビタミンCは鉄の吸収を促進させます。ビタミンCは、ピーマンや芽キャベツ、ブロッコリーなどに多く含まれます。ピーマンは苦手でもブロッコリーは食べれるという子も多いです。レバーや魚、肉と一緒にゆでたブロッコリーなどビタミンCを含む食べ物を取り入れてみてください。
鉄分を含んだおやつを取り入れることで、鉄不足を補う方法もありますね。ビスケットやスナック系のお菓子はちょっとという人は、ベビーせんべいなどでも鉄分が含まれるお菓子がありますのでチェックしてみてください。
一方、注意したいのは、これらの食べ物も取り過ぎは体に良くないということです。様々な食材をバランスよくとってこそ、効果的に鉄を体に取り入れることができるのです。
今日のまとめ
1、子供が貧血になるとどうなるのか?
2、貧血になりやすい子の特徴
3、牛乳の飲み過ぎは貧血になる?
4、食生活の見直し!具体的にどうする?
子供の貧血についてお話をしてきました。最近は、子供が小さいうちに仕事復帰をする女性が増え、市販の惣菜や外食に頼って食事をあまり作らない人も増えています。また、ジャンクフードを食べさせたり、偏食になっていてもそのままにしてしまっている人もいますね。このような背景から貧血になる子供は増える傾向にあります。鉄を多く含む食材を生活に取り入れながらできるだけ手作りを心がけ、バランスのよい食事を子供に食べさせてあげてくださいね☆彡