子供の便秘を長引かせないポイントとは?

子供の便秘を長引かせないポイントとは?

うんちのときに顔を真っ赤にして必死に出そうとしていたり、痛がって泣いているのを見るとなんだかかわいそうになってきますよね(*_*) このような様子が見られたら便秘のサイン。子供はさまざまな要因で便秘になりやすいです。また、放っておくとさらに便秘が悪化するという悪循環を招きます。今回は子供の便秘症の原因や対策についてご紹介していきたいと思います。

1、トイレトレーニングで便秘になっているかも?

2、3歳になると始めるのがトイレトレーニング。実はトイレトレーニングが便秘を招いていることがあります。おまるではなく初めから大人のトイレに補助便座を設置してトレーニングを行う人も多いですが、足がブラブラしてはいませんか?うんちの時はりきみますよね。足に力を入れることでスムーズな排便につながります。ところが子供は背が低いので床に足が届かず、上手くりきむことができないため便秘になってしまいやすいのです。

対策としては、ママが両手のひらで子供の足の裏をしっかりと支えて、りきみやすいようにすることが大切です。なかなかうまく排便できずに泣いてしまったり嫌がる子もいます。難しい場合は、おむつやおまるにしてもらい、再度別の機会にトライしてみてください。また、トイレ用の踏み台を購入するのもおすすめです。このように子供が排便をしやすいような環境づくりがとても大切ですね♪

 

2、水分不足で便秘に?

子供は新陳代謝が活発で大人が思っている以上に汗っかきです。そのため飲む水分量に対して汗などで出る水分量の方が多くなるため、体は水分不足になってしまいます。そうすると便が硬くなってしまい便秘を招いてしまうんですね。

対策としては、

・運動の前後でこまめに水分をとる

・着るものを調整し、暑い時には一枚減らす

・毛布や布団などの掛物を調整する

子供の時期は動きが活発になり、よく汗をかくようになるので、お出かけの際には必ずペットボトルや水筒を持参するようにしましょう。水筒で上手に飲めない子の場合は、ベビーマグやコップなど飲みやすい容器を持参してみてくださいね。また、一度にたくさんではなく、こまめに何回かに分けて飲ませることが大切です。

それから、寝るときには体の水分が多く失われると言われています。朝、子供の唇を見るとカサカサになっていますが、これは水不足のサイン。着るものや布団、毛布などの掛物の量を調整して過度な水分不足の状態を防ぐことも大切です。

3、便秘は放置するとどうなるのか?

便秘というのは、回数が週に3回以下、または5日以上出ない日が続く場合を言います。便を出すときに痛がったりすることを指す場合もありますね。便秘で悩む子供は、10人に1人あるいはそれ以上の割合だとも言われているんです。

ところで便秘は放置するとどうなるのでしょうか?  子供の場合は便が硬くなって出す時に痛いので我慢してしまいます。そのままにしておくと大腸が便の水分をどんどん吸収するために便はさらに硬くなって出せない状態になってしまうんですね。どんどん便が溜まって行くと食欲がなくなり、元気がなくなったりなど日常生活へ影響が出てきます。便秘はそのままにせず早めに手を打つことが大切です。

4、排便日誌をつけよう!

便秘を予防するためにまずは子供の排便パターンを知ることが大切です。日々子育てや仕事に追われて排便日誌をつける時間がない!という人はいつ排便したのかをカレンダーや携帯アプリに記録として残しておくとよいでしょう。便が出ていないかもと早めに気づけばなんらかの対処法に早くとりかかることができますよね。また、子供を保育園や幼稚園に預けているという人は先生方から今日排便ありました、などという報告があるのでその情報も参考にしてみるとよいでしょう。

小さいお子さんが2人、3人と育てていると誰がいつうんちをしたか忘れてしまった!ということもあります。便秘の早期発見のためにまずはわが子の排便パターンを知るということから始めましょう☆彡

5、便秘に効く食事とは?

できれば薬ではなくまずは食事で便秘を改善していきたいですよね。ではどのような食べ物が便秘に効果を発揮するのでしょうか。

・発酵食品

・食物繊維を含む食材

・オリゴ糖を含む食材

まずは発酵食品です。発酵食品と聞いて思いつくのは納豆ではないでしょうか。ひきわり納豆が子供にとっては食べやすいですよね。発酵食品を食べることで腸の運動が活発になり、スムーズな排便へ導いてくれます。また、食物繊維です。さつまいもやさといもなど芋類はしっかりと便になってくれるので積極的に取りたい食材です。

それから、きのこやこんにゃく、ごぼうなどもおすすめ。煮物にするといろんな食材をまとめて食べることができます。偏食気味という子も多いですが、何のきっかけで食べてくれるようになるかは分かりません。どうせ作っても食べてくれないからと作ること自体をやめてしまう人もいますが、ママやパパが美味しそうに食べる姿を根気強くみせてあげることを続けていきましょう。

それから、バナナやリンゴにはオリゴ糖と言って善玉菌のエサとなる成分が含まれています。そのためこれらの食材を食べることで善玉菌の働きが活発になり、腸内環境が整うことで排便につながっていきます。

今日のまとめ

1、トイレトレーニングで便秘になっているかも?

2、水分不足で便秘に?

3、便秘は放置するとどうなるのか?

4、排便日誌をつけよう!

5、便秘に効く食事とは?

子供の便秘についてお話をしてきました。便秘が治ったとしても再発することがあるので油断は禁物です。便秘の改善には規則正しい生活を送ること、毎日決まった時間にトイレへ座るということも効果があります。もし食事や生活習慣を改善しても便秘がよくならない場合は早めに医療機関を受診し、まずは溜まった便を薬で出してもらうということが大切です♪

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