子供の成長に合わせて取り入れたい、おすすめの本と選び方とは?

子供の成長に合わせて取り入れたいおすすめの本と選び方とは?

子供が生まれると、「こういう子になってほしいな」というパパやママなりの理想像、ありますよね。

小さな時から始められる子供向けの教育として、「絵本の読み聞かせ」を実践されている方も多いのではないでしょうか。

スマホやタブレットで本も読める時代にはなりましたが、子供の脳や心の発達にはやはり「本」が最適です。

ですが、今の年齢にはどんな本が合っているの?本に興味がなさそう?絵本を出すと破いてしまう!こんなふうに悩んでいる方は少なくありません。

そこで今回は、「なぜ本を読むことが子供に良いのか?成長に合わせて取り入れていきたい本の選び方」についてお伝えします。

 

1.なぜ本を読むことが子供の教育に良いの?

子供の頃、「本をたくさん読みなさい」と言われたことはありませんか?

本には国語力、表現力、想像力、推理力、好奇心など、学校の勉強だけでは学べない人生を豊かにするための力を育む効果があります。語彙力を向上したり教養を身につけたりする効果もあり、社会的に成功している人たちはたくさんの本を読んでいることが多いです。

まだ自分で読むことができないような小さな子供でも、パパやママが絵本を読み聞かせてあげることで上記のような学びを得ることができるといわれています。親子のコミュニケーションの場にもなり、精神面にもとても良い影響を与えてくれることがわかっています。

子供の教育は勉強だけでなく、心を育てる情操教育も大切です。小さな頃から本を読むことで、感受性を高めたり想像力を働かせ他者の気持ちを考えたりする力を養う効果が期待できます。

 

2.成長に合わせて、どんな本を選ぶと良いの?

 

2-1.0歳~1歳は、ハッキリした色の絵本や身の回りのものが出てくる絵本

0歳のうちから絵本を読んでもわからないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。色がハッキリした絵の本は、低月齢の赤ちゃんでも興味を持ってくれます。また、この時期は「本」として読むよりは、ページをめくる、本の触感を楽しむ、本を本棚から出して遊ぶ、などおもちゃのように遊ぶことが多いです。月齢が上がり、本の内容に興味を持つようになったら、車や犬猫など身の回りにあるものが出てくる本がおすすめです。ぶーぶーやワンワンなど、言葉の発達にも繋がりますし、これ知ってる!という体験は、子供の好奇心を養うのにとても効果的です。

 

2-2. 2歳からはストーリー性のある絵本に挑戦。生活習慣が学べる絵本もおすすめ

言葉が急速に発達するこの時期は、少しずつ絵本のストーリーを理解できるようになってきます。気に入った絵本は何度も読みたがることも多く、繰り返し読むことでストーリーを理解し言葉を覚えていきます。テンポが良いリズムで言葉が並ぶ絵本がおすすめです。また、自分の経験と本の内容をリンクすることもできてくる時期ですので、挨拶やトイレ、歯磨きなどの生活習慣を学ぶ絵本もおすすめです。

 

2-3. 3歳からは想像力や好奇心をかきたてる絵本

少し長いストーリーでも理解できるようになったり、自分なりに本の内容をイメージできるようになってきたりする時期です。様々なことに興味をもつことで感情面が育っていく時期ですので、ストーリー性のある本で登場人物の気持ちを想像したり、次はどうなるの!?と好奇心かきたてたりイメージしたりできる本がおすすめです。また、興味を持つものがはっきりしてくる頃です。この内容はまだわからないのでは?と思うような本を読みたがった場合でも、興味があるものはその子なりに楽しむことができます。止めずに付き合ってあげましょう。

 

2-4.4歳からはストーリーが長い絵本や、子供が興味を持っている分野を探求できる本

理解力や想像力がより発達する時期です。長いストーリーの本でも理解し楽しむことができるようになってきます。昔話などの非日常のストーリーや絵が少ない本でも、想像力を働かせて楽しむことができるようになってくるでしょう。また、次第に自分の興味があるものについて深く知りたいと思い始める時期でもあります。乗り物や動物など、興味がある分野の本や図鑑もおすすめです。

 

3.読んでも聞いてくれない!うちの子は本に興味がないの?

小さな子供の集中力は数分と言われています。また、本に興味をもつ時期も個人差があります。成長していくにつれ集中できる時間も長くなり、内容を理解できるようになってくると自分から楽しむようになってくるでしょう。最初から全ページ読まなくても大丈夫。興味をもたせるためには、少しずつでも本と関わりをもつ時間をつくったり、抑揚をつけて読むなどの工夫をしてみたりすることもおすすめです。

本を破いてしまうのも、手先が器用になってきた証拠です。破いてしまったら「本さん痛いよ、直してあげようね」と言って、一緒に修繕することで思いやりの気持ちや、してはいけないことを学ぶことにも繋がりますよ。

4.今回のまとめ

・本を読むことは国語的教育だけでなく、心の発達である情操教育、生活習慣を学んでいくことにも効果的

・本を読む教育は、0歳からスタートしよう

・子供が興味をもったらとことん付き合ってあげよう

・本に興味を持つ時期は個人差がある。少しずつでも本と親しむ時間をもとう

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