子供のシャンプー、購入時にチェックすべき5つのポイントとは?
「きめ細かい石鹸の泡で優しく洗ってあげましょう」
赤ちゃんを出産すると、沐浴指導でこのように指導されたママも多いのではないでしょうか。
「赤ちゃんにシャンプーは不要、ベビーソープで全身洗えば大丈夫。とにかく、しっかり泡立てることが大切」
筆者もそのように指導されました。
しかし、月齢が上がっていくにつれ、いつまで全身ベビーソープで良いのだろう?大人用と子供用はいつまで分けなくてはいけないの?と疑問に思うパパやママも多いと思います。
今回はそんな方に向け、「子供のシャンプーはいつから?使い始めるタイミングと、購入時にチェックしたいポイント」をご紹介します。
1.いつから頭皮用シャンプーを使う?
なぜ赤ちゃんは全身をベビーソープで洗うのでしょうか。それは、生まれたて~低月齢の赤ちゃんは髪の毛が少なく、シャンプーを使わなくてもベビーソープだけで十分にきれいになるからです。
ベビーソープとベビーシャンプーは、赤ちゃんでも使えるように無添加、低刺激のものが多いです。しかし、ベビーソープの使用部位は「頭皮を含めた全身」となっていますが、ベビーシャンプーは「頭皮用」としか書かれていません。
つまり、シャンプーは体よりも汗や汚れがたまりやすい、頭皮を洗うことに優れた成分でできているということですね。髪の毛が生え揃ってくればくるほど、頭皮は汚れがたまりやすくなります。また、月齢や年齢が上がるにつれ活発になり汗もかきやすくなります。
そのため、髪が生え揃ってきた頃やフケや頭皮の匂いを感じるようになったときが、体用と頭皮用に分けるタイミングでしょう。また、全身ソープでは髪がきしんでくるような時も分け時かもしれませんね。
髪の毛が生えてくるタイミングや髪の毛の量は個人差が大きいです。その子その子のタイミングにあわせて、シャンプーを使っていきましょう。
2.シャンプーデビューする際のチェックポイント
子供用商品はたくさん発売されています。値段もそれなりにするものが多いですし、どれを選べばいいかわからない!と、迷いますよね。そこで、シャンプー購入時に注目したいポイントを5つご紹介しましょう。
2-1.対象年齢
「子供用シャンプー」とひとことに言っても、ベビー用とキッズ用があります。配合成分に違いがあり、刺激の強さが異なりますので気をつけましょう。刺激の強いシャンプーを赤ちゃんに使うと肌が荒れてしまうことがあります。
2-2.成分表
「低刺激!」「無添加!」という謳い文句に惑わされず、裏面の成分表を確認しましょう。低刺激や無添加と聞くと、オーガニックと謳われているものを想像しがちですが、無添加とオーガニックは別物です。無添加とは添加物を使っていない、ということ。オーガニックは環境に優しい、ということなので、子供にとって無条件に安心して使えるということではありません。たとえば「香料」。香料は香り付けの「添加物」です。また、防腐剤やシリコンなども添加物です。肌が敏感な子供にとっては刺激になることがあるため、成分表は必ず確認するようにしましょう。
2-3.継続して使える価格帯かどうか
成分に気をつけることはとても大切ですが、成分にこだわればこだわるほど価格が上がります。毎日使うものですので、コストパフォーマンスも大切ですよね。長期的に家計を考え、どこまでをこだわるか、を見極めることも重要でしょう。
2-4.シャンプータイムを楽しくできるパッケージか
月齢や年齢が上がっていくと、だんだん「お風呂イヤ期」「シャンプーイヤ期」がやってきます。そこで活躍するのがキャラクターパッケージの商品!子供が好きなキャラクターだったら、シャンプータイムが楽しくなることでしょう。楽しく、パッと済ますことで、シャンプーイヤ期も解消できるかもしれませんね。
2-5.パパやママが使いやすいか
じっとしていられない子供とのお風呂は、時間との勝負ですよね。液体で出てくるシャンプーを泡立てるのは意外と大変。子供用シャンプーは泡で出てくるものが多いですが、パパやママが使いやすいかどうかも併せてチェックしましょう。
3.いつから大人と兼用できる?
ご家庭事情や、その子その子の肌の強さ、合う合わないで大人用を使い始めるタイミングは変わってきます。
しかし、大人用を子供には使いにくいですが、子供に安心して使えるものは大人にも使えます!洗浄力はやや劣りますが、刺激が少ないため抜け毛や頭皮トラブルが落ち着くことも。
兼用にする際は、アミノ酸系や石鹸系のシャンプーなどの刺激が弱いものがおすすめです。逆に大人用シャンプーに配合されている事が多い「ラウレス硫酸~」「ラウリル硫酸~」は刺激の強い成分です。こういった表記があるものは子供には刺激が強すぎるため、兼用にはおすすめできません。
4.今回のまとめ
・髪の毛の量が増えてきたら、全身ソープ卒業のタイミング
・子供用シャンプーでも、対象年齢は要チェック
・表面の表記だけでなく、裏面の成分表までチェックしよう
・子供も大人もシャンプータイムを楽しめる商品を選ぼう
・大人と兼用する際は、子供に合わせた低刺激のシャンプーを使おう
・家計との折り合いも大切。価格と成分、どちらも納得したものを使おう