乳歯は抜けるからと安心しないで!子供を虫歯から守るための5つのポイントとは?

子供は虫歯になりやすいと言われています。また、ジュースやお菓子を食べさせないようにしていたのに、子供に虫歯ができてしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。あるいは、乳歯はどうせ抜けてしまうからと、子供に甘いものを食べさせていませんか?実は乳歯が虫歯になってしまうのと、その後生えてくる永久歯にも影響が出ると言われています。

今回は、子供を虫歯から守るためのポイントを5つ紹介していきたいと思います。

 

乳歯は抜けるからと安心しないで!子供を虫歯から守るための5つのポイントとは?

 

その1、乳歯が虫歯になると大変なことに!その理由とは?

子供は、生後6ヶ月頃から歯が生え始めます。これを乳歯といい、だいたい6歳頃から順次生え変わっていき、14歳頃にはすべての歯が永久歯に変わります。乳歯はすべて生えそろうを20本に。また、永久歯に比べて、エナメル質や象牙質が薄いのが特徴で、酸の影響を受けやすく、一度虫歯になってしまうと進行が早いと言われています。

では、乳歯が虫歯になるとどうなるのでしょうか。

・痛みや歯に穴が空くなどして変形し、咀嚼がしにくくなる。

・きちんと噛めないことで、顎が十分に発達しなくなる。

・永久歯の歯並びが悪くなる。

・永久歯が虫歯になりやすくなる。

まず、乳歯が虫歯になってしまうと、痛みが生じたり、歯に穴が空くなどして形が変形します。そうすると、子供は十分に噛めないまま飲み込むので、食べ物を十分に消化できず、栄養面での影響が出てきます。また、十分に噛むことによって、人の顎は成長していきますが、咀嚼不十分だと顎の発達が遅れるため、永久歯が入るスペースが不足して歯並びが悪くなる原因になると言われているんです。歯並びが悪くなると、歯磨きの際に磨きにくく、どうしても磨き残しというのが生じてきます。そのため虫歯になりやすくなるという悪循環になってしまうんですね。

このように乳歯の段階で虫歯になると、永久歯になってからも虫歯になりやすくなってしまうので、小さい頃からのケアがとても大切です。

 

その2、知っておきたい!虫歯になるメカニズムとは?

ところで、どうやって虫歯になるの?と思っている人も多いのではないでしょうか。そこで、次に虫歯になるメカニズムについてお話していきたいと思います。

まず「ミュータンス菌」という言葉を聞いたことはありますか?このミュータンス菌というのは、もともと口の中に存在する細菌の1つです。

ところで私たちは食事や飲料などを通して砂糖を摂取しますよね。この砂糖とミュータンス菌が反応することで、歯垢が作られます。この歯垢をすみかとして、細菌がどんどん増殖していきます。すると細菌は食べ物を餌として酸を作り出すようになるんです。この酸で歯が溶けて虫歯になるんですね。

このように、「歯」「ミュータンス菌」「糖」という3つの要因が重なることで、虫歯ができてしまいます。

 

その3、毎日の歯磨きが大事!効果的な歯磨きの方法とは?

子供の歯磨きに苦戦しているという人も多いのではないでしょうか。歯磨きを嫌がる子供もいますし、きちんと歯磨きできているのか心配という人もいるでしょう。虫歯を予防するためには、毎日の歯磨きがとても大切です。

効果的な歯磨きの方法についてまとめてみました。

・歯ブラシは鉛筆を持つように握る。

・歯1本1本に歯ブラシを当てていくイメージで磨いていく。

・上唇に大人の人差し指を当てる。

・大人の太ももに子供の頭を固定する。

・定期的に歯ブラシは交換する。

できるだけ子供に痛みを感じさせないのがポイントです。痛みを感じると子供は歯磨きを途中で嫌がるため、磨き残しにもつながってしまいます。まず、歯ブラシは鉛筆を持つように握ることで、力が入りにくくなります。力を入れすぎてしまうのを防いでくれるので、おすすめです。

それから、歯1本1本に歯ブラシを当てていくイメージで、小刻みに歯ブラシを震わせながら磨いていきましょう。また、口の上唇小帯と言われる前歯の上にあるすじの部分に歯ブラシが当たると子供は痛がります。そのため、上の歯を磨くときには、上唇小帯にママの人差し指を軽く当ててみてください。そうすると歯先が当たらないので、歯磨きがしやすくなります。

また、子供の頭が動いてしまうと、歯ブラシが喉奥に刺さってしまうこともあるので、大人の太ももの間にしっかりと固定して磨くようにしてくださいね。

それから、子供は歯先をよく噛むので、短期間ですぐに歯ブラシがダメになってしまいます。歯先が開いた歯ブラシを使っていると、十分に磨けなかったり、歯茎に当たって痛みを感じることもあるので、定期的に新しいものに交換するようにしましょう。

 

その4、だらだら食べで虫歯になる?

口の中で、細菌が食べ物を餌に酸を作り出し、その後唾液で、口の中が中和されます。このように酸が作られ、唾液で中和されるというサイクルが口の中で繰り返されています。しかし、だらだらと食べ続けていると、常に口の中が酸性に傾いてしまうので、虫歯になりやすくなるんですね。子供にはつい甘いお菓子などを欲しがるときに与えてしまいがちですが、間食も決まった時間に与えるようにしてみましょう。

 

その5、定期的に病院で歯の状態をチェックしてもらおう!

虫歯予防のために、定期的に病院で歯をチェックしてもらいましょう。その際に、必要に応じて普段の生活におけるアドバイスや、歯磨き指導、フッ素ケアなどを行ってもらえます。

 

【まとめ】

子供を虫歯から守るための5つのポイントについてお話してきました。

これまでお話してきたように乳歯の時期から虫歯予防のケアを行っていくことが大切です。

ぜひご家庭で実践してみてくださいね。

今日のまとめ
その1、乳歯が虫歯になると大変なことに!その理由とは?
その2、知っておきたい!虫歯になるメカニズムとは?
その3、毎日の歯磨きが大事!効果的な歯磨きの方法とは?
その4、だらだら食べで虫歯になる?
その5、定期的に病院で歯の状態をチェックしてもらおう!

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