逆境をプラスに変える力がママにはあります!
こんにちは!年末、いかがお過ごしですか。私は、年内最終日に息子を保育園にあずけて、新神戸の078With Kids で記事を書くことができ、家ではできない集中力を保てており本当に感謝しています。
コロナで3月から3ヶ月ほど幼稚園が休みになり、その後も分散登園、思うように動けなくなって、子どもたちの生活リズムを守るために、必死でトライアンドエラーを実践した一年でした。職場や体調の変化があったり、遠くに住む両親や義両親の助けが得られなくなったり、一見、マイナスなこともたくさんありました。しかし、冷静になって振り返ると、現状を変えるために、一度立ち止まる必要があることを教えてくれていたように思います。保育士という、自分ひとりだったら絶対に目指さなかっただろう、資格にもチャレンジすることができました。
多くの人は変化に敏感です。「せっかく培ってきたものがゼロになってしまう」「子供が新しい環境になれるまで大変だ」など、プラスよりマイナス面ばかり考えてしまう人も多いかと思います。私もそうでした。しかし、マイナスとプラスを比較した上で、思い切って変えてみて、本当に良かったと思っています。
コロナの自粛期間は、一人よがりに突っ走ってしまいがちな私にブレーキをかけてくれた、ありがたい時間でした。自分にとって、軌道修正となった一年。いま、思い通りにならないことや、疲れてしまうことが多い方も、その環境を変える力が自分にはあると信じてほしいです。私も、夫や近くのお友達に頼れる部分は頼り、時には専門の先生の力を借りながら、その時々を乗り越えて来ました。今年あった変化と、そこから得られた学びを挙げてみました。
①職場の変化
阪急御影078保育園の調理業務から、思い切って近隣の職場に移りました。通勤に往復3時間かかっても、やりがいがあり、続けて来られていました。しかし、コロナをきっかけにめまいを起こしてしまい、今までのやり方ではまずかった、と再考せざるを得なくなりました。現在は週5の勤務となり、朝が早く、余裕があるわけではないですが、息子を見てもらえて本当にありがたいですし、娘のバスの時間にお迎えにいけて、バスのお母さんと少しでもお話できることが、とても気分転換になりました。
自分の余裕ができたことで、娘が仲の良いお友達とより親しくなれたり、子供が困ったときに寄り添ってあげることができるようになりました。時間的な余裕は、ママにとって絶対的に必要な要素であると気づきました。自分自身がギリギリの状態で走っていると、いつかパンクしてしまいます。いま、しんどいなと感じている方は、現在の状況に固執せずに、思い切って環境を変えてみるのも一つかもしれません。
②保育園や幼稚園に預ける時間、頻度の変化
息子は、往復3時間かかって車で通っていた078保育園から、自転車でも通える近隣の無認可保育園に転園しました。昨年、子育て支援員研修で知り合った方に紹介いただき、入園のきっかけを作っていただけました。距離的な近さは、精神的な負担を軽減し、子育て中は本当に助かります。急な熱、体調不良など、子供の突発的な事態にも対応できて助かりました。幼稚園の預かり保育は長期休みの際に利用し、毎日少しでも、娘の話を聞いてあげる時間ができるようになりました。信頼できる人に話すことで、気持ちが楽になるのは、大人も子供も一緒です。話を聞くって本当に大切だな、と思います。
③仕事内容の変化
保育園調理の仕事から、事務(人と人とをつなげる予定調整)の仕事に変わったことで、PCに向かう時間がぐんと増えました。はじめはエクセルの表をつくること一つにしても全然慣れずに、根詰めた作業にドライアイになってしまい、眼科に通い、眼鏡の度数を下げたり、新しい環境になれるための調整が続きました。
仕事内容を変えるってとても勇気がいることですが、変えてしばらくすると、意外と自分にあっている、と思うこともあるかもしれません。仕事って結局、人と人とがするものなので、ご縁の要素がとても強いと思います。ちょっとしんどいな、と思ったら、うまく軌道修正しつつ、子育てが忙しい今の自分にとって一番ラクで、楽しめる方法を探していきたいですね。
④資格をとるための勉強を始めたこと
もともと、キャリアカウンセラーの資格を取ろうと4月まで考えていて、実際に申し込みまでしていた私。バリバリとしていた仕事を辞めて結婚、専業主婦となり、ままならぬ子育てや、夫をはじめ周囲との関係性に疲れてしまい。先が見えないママを救うような場所を作りたいと考えていました。
6月に職場を変えて、先方の依頼で、キャリアカウンセラーはひとまず置いて、保育士の資格を目指すことになりました。「これって、自分が本当にやりたいことなのか」と考え、自問する期間もありましたが、はじめて見るととても面白く、自分の興味にあっていると気づきました。通信教育でできたのも、疲れてテキストを開けないときに音声で聞くなど、スキマ時間に効率よく勉強できてよかったです。
ママが笑顔でいるためには、自分のエゴだけで動くのではなく、子供が笑顔でいてくれることが絶対に必要です。「子供の最善の利益のために」という言葉が、これでもか、と出てくる児童福祉法をはじめ、保育所保育指針、社会福祉や社会的養護など、保育士試験の勉強は範囲が幅広く、非常に勉強になっています。
様々な立場の子供がいると知り、今の時代の子育てが、決して子供にとって恵まれてる環境ではないことも実感し、子供の笑顔のために、自分も何か力をつけたいと思えるようになりました。時間がかかってでも、勉強を続けていきたいです。
⑤素敵なお友達ができたこと
娘に大好きなお友達ができて、一度公園で遊ばせていただきました。お母さんもとても良い方で、そのときに困っていたことを全部話してしまいましたが、受け止めて聞いていただけたことがとても嬉しく、それ以来、親子でお友達が大好きになっています。お友達と遊ぶ時間ができたのも、時間的余裕ができたからで、本当に良かったなと思っています。良いご縁が続くように、娘共々努力していきたいです。
まとめ♪
コロナで、ソーシャルディスタンスが叫ばれて、人との接点がぐっと減ってしまった今年。その中でも、子育ては待ったなしで、子供のために日々頑張るお母さんは本当にすごい!!と思います。私自身、子育てで悩むことも多いですが、実は私は娘と、ママとして同い年なのだと気づき、これからいくらでも挽回できる!と思い直しました。困ったときに助けてくれる周りの方に感謝しつつ、自分と子供の笑顔のために、できることをしていきたいと思っています。
勉強は、いくつになってもできて、自分の可能性を広げてくれる魔法の鍵です。一見、逆境と思われる中にも、必ず光はあります。この冬、家族の仲を深めたり、夫と今までできなかった深い話をしてみたり、家の中でも子供が笑顔でいられる環境づくりを少しずつ進めたりしながら、家族でのんびりできるお正月を楽しめたら素敵ですね。
今年一年のそれぞれの場所での頑張りは、必ず来年以降に生きてくると信じています。焦らず、子供たちと一緒に笑顔でいられる足場を固めていきたいです。一年の労を労いつつ、皆様どうぞ良いお年をお迎えください!