6月になりました。季節を楽しもうと思っていたら、梅雨の気配も見え隠れしてきそうです。

「これ以上、日本をダメにしちゃ、ダメなんです」という切り口での八回目です。

　今の生活を考えたら、無邪気に振る舞う子供たちにはどんな世界が待っているのだろうと思うのは私だけでしょうか？そんなときに、「夢を忘れなかった者だけが夢にたどりつく」、「夢こそ人生の力なり」というようなことが目に留まりました。子供たちに夢を託さない親御さんはいないでしょうし、成長過程では夢を楽しめるような人になってほしいと思います。

　そんな夢を実現する要素のひとつに人との出会いも大いに影響を及ぼすのではないか、と思います。

人との出会いの第一歩には「挨拶」があると思います。「挨拶」は「人間関係をうまく築く潤滑油」と言われています。①相手の目を見て②大きな声ではきはきと③しっかりお辞儀をする、と教えていませんか？そんな挨拶がきちんとできないと嘆いている保護者の皆さんや私たち教職員がいると思います。

　こんな時、「大人の挨拶」を教えてしまうのが好結果を生むそうです。きちんと挨拶をしたいのであれば、声のトーンを低めにして、手短に交わしましょう。場の雰囲気を読むことが「大人の挨拶」の基本です。明るい挨拶が似合わない場合もあります。言葉は最後まで伝えるのが基本ですが、謝罪やお悔やみの場では言葉はあえてつながないことで相手に気持ちを伝えるようにしたいものです。「これ以上、日本をダメにしちゃわないように・・・」「大人の挨拶」を教えてあげてください。

2024年６月吉日

教育顧問　江川昭夫