「これ以上、日本をダメにしちゃ、ダメなんです」という切り口での三回目です。

　教育界では、論理的思考力に欠けると言って、「論理」「論理」と広まっていること、ご存じでしょうか？実際のところ、高校で学ぶ国語は、昨年度実施の新学習指導要領を基に再編され、論理的・実用的な文章を扱う「論理国語」と、文学的な文章を扱う「文学国語」という選択科目が登場しています。

　これに対し、多くの作家や研究者が「文学軽視につながる」と異を唱えています。全体の授業時間の制約や受験への配慮などから、「論理国語」が優先され、「文学国語」を採用する高校は少なくなると予想されるからです。欧米の教育では言語が論理的ですから、その素養は幼いときから、文学に親しむことで蓄積されると考えられています。

　私達は今後どんな教育環境をつくればよいのでしょうか？

　「幼いときから本に親しむ環境」を作ればよいのです。現在はネット社会の発展により、印刷物、書物、本に親しむ環境が作りにくいのかも知れません。あえて、書物に囲まれている環境を作るようにしてみたらいかがでしょうか？

手始めに、絵本で自宅のリビングを埋めてみませんか？

これ以上、日本をダメにしちゃわないように・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　

2023年9月吉日