無為の時間を、生活にとりいれてみませんか?

無為の時間を、生活にとりいれてみませんか?

 

おはようございます!久しぶりに夢を見た昨日、娘が犬を飼いたいといい、子供や犬のお世話のために、大好きなカフェにいく時間がなくなってしまった、といった内容でした。子育て中のパパやママさん方は、日々仕事や家事に忙しく「常に何かをしている」というのが常態化しています。私もそうです。何もしていなくても「子供の体調をケアしなくちゃ」「今日の夕飯は消化にいいものを・・・」など、常に頭が動いています。だからこそ疲れるし、疲れをとるためにも、なにもしない時間、頭を休ませる時間が必要なんだと思います。今日は、何もしない時間の必要性について、考えたいと思います。

 

①「無為」とは?

 

辞書でひくと、1. 何もしないでぶらぶらしていること。また、そのさま。「せっかくの休日を無為に過ごす」「無為な毎日」「無為無策」2. 自然のままに任せて、手を加えないこと。作為のないこと。また、そのさま。(goo辞典より)と、マイナスの語彙として捉えられていると感じます。反対語は「有為(=意思がある、意味がある)」つまり、目標に向かって日々進んでいるイメージになります。有為が善しとされる現代、無為って本当に無意味なのでしょうか。私自身も、仕事が大好きで、仕事に勤しみ、体調を崩すまでは、だらだらするのが苦手でした。今、週一回の勤務と保育士実技の勉強、日々の子育てをしていて、無になれる空白の時間が切に必要だと感じます。反抗期の子供たちに対する育児疲れもあり、方向転換する分岐点なのかな、と思います。

 

②意識的に、「無為」になってみる

 

子供に「こうしてほしい」と思っても、その通りにならないことは日常茶飯事ですね。私も、「今日は愚図ってほしくないな~」と思う日に限って、「いまこれをやっているから!」と家から出たがらなかったり、帰宅時にも、炎天下でなかなか帰ろうとせず、ぐずぐずする子供に、ため息がでることがあります(この前、在宅勤務中の夫に見送りを頼んだところ、幼稚園バス乗車時にマスクを忘れたのがショックだったようで、帰宅後ぐずぐずしてとても大変でした(-_-;))。子供相手に有意に物事を進めようと思っても、その通りにいかないのです。家に帰り、汗だくの息子に、手を洗わせて、おやつ、お風呂を入れるまでが一苦労です。幼稚園と違い、保育園はおやつがあるのがいいですね。眠い、疲れた、お腹空いた、とぐずり、おやつだけじゃ足りない!となり、夕飯の味見をさせて、どうにかお風呂へ誘導・・・。相手の気持ちに寄りそう大切さを感じつつも、生活リズムをつくるのに日々工夫しています。疲れたといってぐずる時は、少し休むと回復するので、最近は本人の希望になるべく沿うように少し寝かせています。その方が自分自身も楽になりました。

 

③無為の時間はどこでつくる?

 

無為の意味の2.にあるように、自然のままに任せること。子育てをしていて、すごく大事だと感じます。実際に自然に触れるのもおすすめです。近くの公園に水筒持参で行って散歩をしたり。先日は須磨のバラ園に行き、とても癒されました。バラは、園芸専門の方々が日々丁寧に手をかけてきれいな花を咲かせるので、無為の作品とは言えないですが、きれいに咲く花をみると、本当にきれいだなと思えます。ここまで苦労して育てた方々の影の努力が垣間見れます。バラ園まで行けなくても、近所のアジサイをみたりすることを、疲れた時はしています。在宅勤務の方は、朝や休憩時間の15分散歩、おすすめです。太陽の光は頭をクリアにしてくれます。その他、空いた時間を狙ってカフェに行って、ぼーっとするのもいいかもしれません。席につくと、SNSや携帯を見たり、「空いた時間に何かしたい」と思ってしまいますが、数分でもいいので、何もしない、と決めて目をつぶり、呼吸してみませんか。マインドフルネスで使われる、「いまここ」に集中することにより、悩みや心配事がいったん頭から離れます。

 

④無為の時間で得られるもの

 

電車に揺られてぼーっと外の景色を眺めているとき、公園のベンチに腰掛けて新緑を見ているとき、時間の流れがとまったように感じることがあります。好きなことに没頭していて、周りが見えなくなるときも同様です。それはまさに、頭がからっぽになる瞬間です。頭がクリアになるのを感じます。昨日の仕事ではファイル整理が主だったのですが、何も考えずに集中できる作業のおかげで、とても頭がクリアになりました。頭がクリアになり、次の一手をつくるための準備ができることが、無為の時間で得られることではないでしょうか。

 

⑤自然の流れに任せる

 

人生の転換点において、何かに導かれるように、自分の道が定まっていくように感じます。自分の意志「これがしたい」と、有意で物事が決まることもあれば、自分の意志とは無関係で、進んでいくものもある。子育てしていると、毎日、自分の意志とは無関係に起こる事件(笑)の連続で、子供を自然に委ねる必要に日々気づかされます。子供や夫にとって、お母さんは太陽のような存在であってほしいはずです。

「なんで保育士さんを目指しているんですか?」と昨日、同じ幼稚園バスのお母さんに質問されました。昨年の今頃から始まった勉強。初めは完全に、現在お世話になっている職場側の要望でしたが、勉強しているうちに自分の興味になり、自分事として、是非取得したいと思えるようになりました。人生の転機、きっかけは、ふとしたところからやってきます。私の場合は、自分の興味のある場所に足を運び、そこから得られたご縁からやってきました。相手からの提案や流れに自然にのってみると、自分一人では決して見えなかった新たな景色が見えるかもしれません。人との出会いは本当に大切だと思います。そこからご縁をつないでいく働きかけも必要です。自分に必要な情報を得る手段としては、本や新聞などの活字媒体がおすすめです。デジタルだと、自分の必要とする情報以外が広告などで入ってくるため、頭が混乱してしまうことがありますが、活字は、自ら必要な情報を取りにいくことができるので、気に入っています。

まとめ♪

 

なにもしない無為の時間の必要性について、考えてみました。子供のことを考えない一人の時間、ママとしてではなく、等身大の自分として社会と繋がれる時間、夫との二人の時間。ママだって、いろんな時間が欲しい。先日、Eテレの「すくすく子育て」で大日向雅美さんがおっしゃっていましたが、自分の時間がほしい、というのは人間の根本的欲求で、決してママにとってよくばりなことではないとのことで、話を聞いてすーっと気持ちが楽になりました。6月10日は時の記念日だそうです。誰にでも平等に与えられている時間の中で、相手のために、と休まずに活動しているとやはり疲れてしまいますね。頑張り屋さんの方ほど、手帳に「なんにもしない時間をつくる」と書いて、空白の時間を先にとってみるのはいかがでしょうか。場所や時間を選んで、ひたすらぼーっとしてみましょう。有為に無為の時間をつくることで、ママが元気になり、子供が帰宅したとき、お迎えに行く時に笑顔でいられたらいいですね。娘がとても頑張り屋さんで、最近、少し朝の体温が高かったり(37℃前後)、夕方食欲不振になっているので、自分の鏡として、今回の内省につながりました。頭をクリアにして、次の一歩を踏み出す手前で、ぼーっとする時間と空間が、自分にも子供たちにも、夫にも絶対に必要で、そのための環境を作りたいと思いました。今回の記事が、日々子育てや仕事に勤しむママさん(パパさん)方にとって、何かの参考になれば幸いです。

 

 

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