車は一人に一台という地域もあれば、交通の便が良いなど車の必要性を感じない地域もありますよね。大人だけで生活しているなら、地域や家庭事情で車を持つかどうかを自由に考えることができると思います。しかし、子供が生まれると話は変わります。子供が生まれたことがきっかけで車を購入した、というご家庭も多いことでしょう。
子育て中は車がないと、子供を連れて公共交通機関に乗る大変さ、ちょっと出かけるだけでも大荷物になってしまう、買い物も一度にたくさん買えないなど…不便なことが多いですよね。今回は、子育てにおいて車は必要か!?と悩んでいる家庭に向け、車があることのメリットとデメリットについてお伝えします。
子育てに車は必要?家庭別のメリット・デメリットを比較!
1.車があることのメリット
1-1.子供を連れての外出が楽、行動範囲も広がる
子育て世帯の車の最大メリットは、気軽に外出できることと行動範囲が広がることでしょう。子供を連れて電車やバスに乗るのは、エレベーター探しから車内での過ごし方など大変なことばかり。また、子供の生活リズムを考えると電車では遠出は難しい…そんなときも車があればサクッとでかけることができるでしょう。
1-2.天候を気にしなくても良い、緊急時でも安心
夏の暑さや冬の寒さ、雨天時でも気軽に出かけられるのも車のメリットですよね。子育てが始まってから気温や感染症に敏感になった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。感染症が増える季節でも、電車に乗らなければ感染のリスクを少し減らすこともできます。また、子育て中は怪我や病気などの緊急事態も多いです。夜間救急にかかりたいときも、車があればすぐに駆けつけることできるため安心ですよね。
1-3.一度にたくさん買えるので、買い物が楽になる
子育て中は買い物も一苦労。普段食べる食材、トイレットペーパーやシャンプーなどの日用品も意外と重くてかさばります。また、オムツやミルクなどはまとめて買ったほうが割安になることが多いですよね。そんなときも車があると安い時にまとめて買うことができるため、お得にお買い物ができます。
2.車があることのデメリット
2-1.諸経費、維持費がかかる
何かとお金がかかる子育て世帯にとって、最大のデメリットは経済面でしょう。車の購入費はもちろん、月々のガソリン代に駐車場代、定期的な車検代、安全に乗るための修繕費など。子供がいるとチャイルドシートが必要になりますが、子供が増えればその分必要になりますし、子供が大きくなったら買い替えが必要になることもあります。
2-2.事故のリスクが増える
これは車に乗っている人だけにリスクがあるわけではありませんが、車を利用するならやはり事故のことは頭に入れておいたほうが良いでしょう。こちらが安全運転を心がけていても、貰い事故などの予期せぬ事故に巻き込まれることもあります。また、子供が乗っていることがわかると、あからさまな嫌がらせをしてくる質の悪い人もいます。こういったリスクを考慮しておきましょう。
2-3.家族が増えると買い替えが必要になることも
上記にもありますが、子供が車に乗るときにはチャイルドシートが必須です。そのためチャイルドシートは子供の人数分載せなくてはいけません。車種によってはチャイルドシートを乗せると荷物が載せられなくなる、また、そもそも人数分のチャイルドシートが載せられない、なんてことも。子育て真っ只中のご家庭は、このことも視野に入れ未来をシュミレーションしておいたほうが良いかもしれませんね。
3.ご家庭タイプ別、車の必要度
3-1.交通の便が悪く、近くに子育てに必要な施設がない場合
車があると便利です。買い物はネットスーパーなどを利用することができたとしても、病院がない場合は車は必須であると考えられます。
3-2.交通の便は悪くないが、いろんなところに気軽に出かけたい場合
週末に家族で出かける際にだけ使いたい場合は、カーシェアリングがおすすめです。しかし、カーシェアリングも利用者が多いと使えない場合もあるため定期的に使う場合は購入を検討しても良いかもしれません。
3-3.交通の便は悪いが、運転が苦手な場合
車の運転に苦手意識がある場合は、事故のリスクを考慮すると車以外の交通手段を検討したほうが安全でしょう。タクシーの配車アプリや、電動機付き自転車を利用してみてはいかがでしょうか?
3-4.交通の便は悪くないが、たまに遠出や大きな買い出しをしたい場合
月に1~2度使うかどうか…というくらいでしたらカーシェアリングやレンタカーのほうが諸経費は抑えられるでしょう。レンタカーならチャイルドシートもレンタルすることができるため、使用頻度が低い場合はレンタルがおすすめです。
今日のまとめ
・天候に左右されず、色々なところに気軽に出かけたい場合には車があると便利!
・子育て世帯にとって、夜間救急などの緊急事態にすぐ対応できるのは安心!
・諸経費は長い目で見るようにしよう!
・事故のリスクをしっかり頭に入れておこう!
・交通の便が悪くない地域なら、ネットスーパー、カーシェアリングやレンタカー、電動機付き自動車を利用するほうがお得な場合もある
・使用頻度や諸経費だけでなく、運転が好きか嫌いかもよく考えよう!