保育者のSです。
078保育園の教育について、コラムを担当させていただいております。
ホームページでは、「078保育園の教育スタイル」として紹介させていただいていますが
https://078nurseryschool.com/edu
今回はその中でも「知識を経験値にかえ智慧を育てる体験型教育(オルト教育)」を取り上げます。
オルト教育の「オルト」の由来に関しては、諸説ある様です。
古代ギリシャ語の「オルト(正規の〜という接頭語)」であるという説、提唱者「オルト」の名前であるという説、ドイツ語の「場」であるという説などです。
オルト教育は、手法ではなく、方向性を示した理論となります。
大きな方向性の1つとして、教育の主体はあくまでも学習者であり、教師はそのサポーターとして、学習者が学びを得られるよう環境の設定を手伝うこととしています。
子どもの個性・多様性を重視し、子どもたちが興味を持った分野を探究していくスタイルです。
教師は何かを教えるのではなく、学習者に考えさせることを大切にしています。
江川昭夫先生は園だよりで、特徴として「個人個人に合わせた内容や自己決定学習」と説明してくださっています。
オルト教育の個別最適化については、色んな教育のベースになっているとも言われています。
もう1つの大きな方向性として、体験を重視している点です。
まち全体を学びの場と捉え、地域の人々と交流しながら学ぶことを大切にしています。
江川先生は園だよりで、アートや文化、自然とのふれあいを重視していると、子どもたちがまちで出会うものを具体的に挙げてくださっています。
オルト教育のメリットについても書いてくださっていますので、ご確認ください。
078保育園でも、異なる個性を持つそれぞれの子どもとどう接していくか、それぞれの子どもにとって最も良い環境をどのように構成していくか、検討しております。
子どもたちに様々な体験をしてもらいたいと、保育者とアドバイザーとで話し合い、毎日の計画をしていますが、その体験を学びに繋げてもらえるよう、「どう思った?」と声をかけ、子どもたちが自分自身の気付きを認識する手助けも重視しております。
体験型については、連携園とも交流しながら、商店街を歩いたり、店員さんとコミュニケーションをとったりして、地域社会と密接した学びの機会を取り入れております。
また、保育園としてのみならず、コワーキングスペースやアフタースクール、一時保育の機能も活かしながら、地域交流拠点として地域の皆様と学び合える場になることを目指しております。
今後も、それぞれの子どもにとって最適な学びの環境を検討し続けて参ります。