
子供の食事量に困った時に意識したいこととは?
こんにちは!寒波の影響で寒い日が続き、暖かくなる日が待ち遠しいですね。今回は子供の食事量についてです。お子さんの偏食や過食に悩まれているパパママさんも多いと思います。我が家は子供たち2人とも本当によく食べるので、食事内容や量について考えることはしばしばです。今朝、家族で朝ご飯を食べるときに「もっと食べさせてあげて」「量が少ない」とパパに言われて、改めてどのくらい食べたらいいのだっけ?と疑問に思いました。職場の方に聞いてみると、4歳のお子さんが急に食事を食べなくなってしまい困っているとか。食べ過ぎる傾向があるお子さんだけでなく、食べないお子さんをお持ちで悩まれている方も多いと思います。幼稚園の時、おやつをしっかり食べているからか、ご飯を食べなくて困る!というママさんもいました。パパさんママさんにとっては、お子さんが日々、適量をバランスよく食べてくれたら助かりますね。お子さんの活動量や、年齢によって適量は違ってきます。今回は、お子さんの食事量について困った時に、意識したいことを3つ挙げてみました。

①年齢別の適量を把握しておく
乳児期、幼児期、学童期・・・と成長段階において必要なエネルギー量は異なります。健康増進法に基づき5年ごとに厚生労働省が定めている「日本人の食事摂取基準」が2025年度に改定されているので気になる方は検索してみてはいかがでしょうか。あくまで基準なのですが、年齢別、性別、身体活動のレベルによって分けられ、エネルギー量や主な栄養素の食事摂取基準がまとめられています。もちろん個人差や生活環境なども影響しており、そこにぴしっと合わせるのを目標にするのではなく、目安として知っておくだけでも食事作りの参考になりますし、他人の意見に振り回されずに気持ちが楽になると思います。
②自ら食べたいと思えるように工夫する
娘の話ですが、給食時にご飯が余ったら先生がおにぎりの形にラップでくるんでくれて、お代わりする意欲がわくそうです。食べないお子さんであれば、見た目にこだわったり、少し趣向を変えてみたり工夫するのも一案です。また、運動を意識的にすれば自然とお腹がすきます。一日の食事リズム(時間)を見直して、間食を食べすぎていないか、家族で楽しく食事を囲める雰囲気になっているかなど、今一度見直してみてはいかがでしょうか。家族がせっかく揃っていても、ぴりぴりした空気の食卓では食事も楽しくいただけません。お子さんと共に「食事を楽しむ」ために、パパママさんが率先して和やかな雰囲気をつくるのも大切ですね!
③食べる量を強制しない
私が子供のころ一番嫌だったのが、給食を残せない、家でもご飯を残せないことでした。「もっと食べなさい」と言われるのも嫌でした。最後まで食べるために、牛乳で流し込んだ思い出があります。今では給食でも無理して食べさせるより、最初から食べられる量を自分で選べるスタイルになっているようで、食事を楽しむという姿勢がとりやすくなっているなと思います。そう、食事は楽しむもの!2000年に当時の文部省、厚生省、農林水産省が連携して策定された「食生活指針」(2016年に改正)の中には、一番目の文言に「食事を楽しみましょう」とあります。その下に、毎日の食事で健康寿命を延ばしましょう、美味しい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで食べましょう・・・と続いています。自ら食事を楽しめる子に育てたいなら、決して無理強いせずに、その子に合わせた量を、その時々で考えて提供してあげたいですね。

まとめ♪
今回は子供の食事量に困った時に意識したいことについて書きました。子供から大人まで、日本人の健康づくりのために、食生活についての指針が国からいくつか提示されているので、HPで見てみると気づきがあり、面白いかもしれません。一番大切なのは、食事を楽しむ姿勢を徹底してつくることだと思います。そのために食べ物を手づかみさせてみたり、野菜など食材を実際に手にとったり、実際に収穫の体験をしたり、色んな工夫もご家庭でできると思います。今回の記事が「子供がすごく食べるのはありがたいけど、食べさせすぎ?どのくらいが適量かしら」「子供が全然食べなくて困っている・・・強制したらもっと嫌がるし、どうしたらいいかな?」とお悩みのパパママさんにとってご参考になれば幸いです。
参考URL
日本人の食事摂取基準:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
食生活指針:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000128503.html
食育基本法:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kannrennhou.html
食事バランスガイド:https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/