「これ以上、日本をダメにしちゃ、ダメなんです」という切り口での六回目です。
前回は『子どもが相手ですから、察し合うとか、忖度するとか、行間を読むとかといった世界ではありません。この段階から、論理的に話をするベースが作られることになります。このことが本学園で取り組んでいる「言語技術」の基礎の基礎なのかも知れません。これ以上、日本をダメにしちゃわないように・・・』で終わりました。
今回からは「~絵本の読み聞かせの効用について~【論理的に考える力を引き出すために:言語技術】」について考えてみることにしました。まずは「低学齢期の子供たちにとっての読み聞かせの効果」です。次の二点が挙げられます。
①子どもの豊かな感受性と想像力を育み、子どもの言語能力を向上させる。
②大人の社会で必要な観察力、論理的思考に基づく情報の分析力、適正な推論に基づく予測能力、批判的思考力などを子どもの中から引き出すのを助ける。
これ以上、日本をダメにしちゃわないように・・・【論理的に考える力を引き出す】ことを考えるようにしたいものです。
参照:②については『絵本で育てる情報分析力』(三森ゆりか著、一声社)18ページより
2024年3月吉日
教育顧問 江川昭夫